東京五輪2020

近代五種

概要

 近代五輪の父と呼ばれたクーベルタン男爵が提唱して始まり、1912年の第5回ストックホルム大会から行われている伝統競技。2000年シドニー大会からは女子も種目に加わった。
近代五種

種別

  • 男子
  • 女子

見どころ

主な見どころ

 フェンシング、水泳、馬術、射撃・ラン(複合)と一人で異なる5種類の競技を1日でこなす。それぞれ固有の技術はもとより瞬発力と持久力、駆け引きや集中力など多方面の能力が求められる。選手それぞれに得意、不得意な種目(競技)があって順位が入れ替わるため、勝負の行方は最後まで分からない。

 日本勢はリオデジャネイロ大会代表だった男子の三口智也と岩元勝平、女子の朝長なつ美をはじめ、ワールドカップ(W杯)ランキング上位選手が出場できるファイナルで日本選手として初の入賞となる6位に入った女子の山中詩乃らに期待。また、フェンシングのエペで2015年世界選手権に出場し、近代五種では18年全日本選手権女子個人で3位に入った才藤歩夢も注目の存在。

競技方式

①男女各36人が出場。フェンシングのランキングラウンドを行い、女子は翌日、男子は翌々日に水泳、フェンシング(ボーナスラウンド)、馬術、射撃・ラン(複合)を1日で行う。各種目の成績を得点化し、最後の射撃・ランは馬術までの得点を1点=1秒としてタイム差をつけてスタート、ゴールした順が最終成績となる

②各種目は次の通り

a)フェンシング・ランキングラウンド

全身への突きが有効となるエペで競い、1分間総当たりの一本勝負。勝率7割を250点とし、これを基準に1勝敗ごとに加点、減点される

(b)水泳

200メートル自由形で争う。2分30秒を250点とし、このタイムを基準に加点、減点される

(c)フェンシング・ボーナスラウンド

ランキングラウンドの得点が持ち越され、1試合勝つごとに1点が加算される。ランキングラウンド36位と35位が最初に対戦し、勝った方が34位と対戦というように、勝ち抜き戦方式。敗れた場合でも減点はない

(d)馬術

障害飛越。コースはダブルとトリプルの障害を含む12障害、15飛越で行われる。300点からの減点法。貸与馬は抽選で決める

(e)射撃・ラン

13分20秒を500点とし、馬術までの3種目合計点を1点ごとに1秒として時間に換算し、上位からタイム差をつけてスタート。レーザーピストルで的に5発当てる射撃(制限時間50秒)と、800メートルのランニングを交互に4度繰り返し、ゴールした順が成績となる

日本の代表選考

 1カ国・地域の出場枠は男女各2人まで。19年の世界選手権(9月、ブダペスト)、アジア・オセアニア選手権(11月、中国)20年世界選手権(5月、中国)などが五輪予選大会。出場権獲得者が3人以上の場合、20年6月1日付の世界ランキング上位2人が代表。予選大会などで出場権が得られなかった場合は、世界ランキング最上位選手が開催国枠(男女各1)で代表。

東京五輪までの主な大会

※大会の延期に伴い,変更の可能性があります。

・世界選手権(19年9月2日~9日、ブダペスト)

・アジア・オセアニア選手権(11月11日~21日、中国・武漢)

・世界選手権(20年5月25日~31日、メキシコ・カンクン)

写真は時事、AFP時事、EPA時事、JOC提供