東京五輪2020

レスリング

概要

 古代オリンピックから実施され、近代五輪では第2回の1990年パリ大会を除き行われ続けた伝統がある競技。 男子はフリー、グレコローマンの両スタイルを実施。フリースタイルは全身を使って攻撃、防御ができ、足元へのタックルが特徴的。腰から下への攻撃、守備が禁じられているグレコローマンスタイルは投げ技が攻撃の中心になる。日本は64年東京大会で金5個、銅1個を獲得するなど、五輪で多くのメダルを獲得してきた。 女子(フリースタイル)は2004年アテネ大会から実施され、伊調馨が16年リオデジャネイロ大会まで4連覇。吉田沙保里が12年ロンドン大会まで3連覇した。
レスリング

種別

  • 男子フリースタイル57キロ級
  • 男子フリースタイル65キロ級
  • 男子フリースタイル74キロ級
  • 男子フリースタイル86キロ級
  • 男子フリースタイル97キロ級
  • 男子フリースタイル125キロ級
  • 男子グレコローマンスタイル60キロ級
  • 男子グレコローマンスタイル67キロ級
  • 男子グレコローマンスタイル77キロ級
  • 男子グレコローマンスタイル87キロ級
  • 男子グレコローマンスタイル97キロ級
  • 男子グレコローマンスタイル130キロ級
  • 女子50キロ級
  • 女子53キロ級
  • 女子57キロ級
  • 女子62キロ級
  • 女子68キロ級
  • 女子76キロ級

見どころ

主な見どころ

 女子で16年リオ大会63キロ級金メダルの川井梨紗子は57キロ級で、リオ大会69キロ級を制した土性沙羅は68キロ級で五輪連覇を狙う。

 男子はフリースタイル65キロ級で世界王者の20歳、乙黒拓斗が初優勝を目指す。グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎もメダル候補。

競技方式

 男女計18階級に16人ずつが出場。敗者復活戦ありのトーナメントで実施。決勝に進んだ選手と対戦して負けた選手は敗者復活戦に回り、勝ち上がった選手が準決勝の敗者と3位決定戦を行う。3位は2人となる。

 ▽試合は各スタイルとも1試合は3分×2ピリオド(計6分)制。相手を場外に出すと1点、相手の背後を取ると2点、投げ技で4点、などと得点が定められ、合計得点の多い方が勝者となる。

 6分間を終えて同点の場合は①ビッグポイントが多い方②警告が少ない方③最後に得点した方…を基準に勝者を決める。反則や消極的な姿勢などによる警告を1試合で3度受けると失格。

 また、相手の両肩を1秒間マットにつけるとフォール勝ち。相手との得点差が男子フリースタイルと女子は10点差、男子グレコローマンスタイルは8点差になった時点でテクニカルフォール勝ち。

日本の代表選考

 2019年世界選手権で五輪実施各階級の5位以内(6人)の所属国・地域に五輪出場枠が与えられる。日本は同選手権でメダルを取れば五輪代表入りが確定。5位で五輪出場枠を獲得した者は、同年末の全日本選手権優勝で代表確定。優勝できなければ、全日本優勝者とプレーオフを行う。

 19年世界選手権で五輪出場枠を取れなかった種目は、全日本選手権の優勝者を20年のアジア選手権、世界予選に派遣して枠取りを狙う。枠を取れば代表決定。けがなどで全日本優勝者を派遣できず、同2位選手が予選で枠を取った場合は後日、全日本優勝者とプレーオフ。

東京五輪までの主な大会

※大会の延期に伴い,変更の可能性があります。

世界選手権(19年9月14~22日、カザフスタン・ヌルスルタン)

五輪テスト大会(19年10月13~15日、千葉・幕張メッセ)

全日本選手権(19年12月19~22日、東京・駒沢体育館)

東京五輪世界予選(20年4月30日~5月3日、ブルガリア・ソフィア)

写真は時事、AFP時事、EPA時事、JOC提供