東京五輪2020

体操

概要

 第1回の1896年アテネ大会から実施され、1928年アムステルダム大会から女子種目も加わった。長い間、10点満点制で採点されたが、2006年からはDスコア(演技価値点)とEスコア(実施点)の合計点を争う方式に変更された。  体操男子は日本の「お家芸」とも称され、五輪では60年ローマ大会から団体総合で5連覇。低迷期を経て、2004年アテネ大会と16年リオデジャネイロ大会で団体総合を制した。内村航平は個人総合で12年ロンドン大会とリオ大会で連覇を遂げた。
体操

種別

  • 男子団体総合
  • 男子個人総合
  • 男子種目別ゆか
  • 男子種目別あん馬
  • 男子種目別つり輪
  • 男子種目別跳馬
  • 男子種目別平行棒
  • 男子種目別鉄棒
  • 女子団体総合
  • 女子個人総合
  • 女子種目別ゆか
  • 女子種目別段違い平行棒
  • 女子種目別平均台
  • 女子種目別跳馬

見どころ

主な見どころ

 内村航平の男子個人総合3連覇がなるかが最大の注目。16年リオデジャネイロ大会後、17、18年の世界選手権ではともにけがの影響などで個人総合に出場できていない。17年の肖若騰(中国)、18年のアルトゥル・ダラロヤン(ロシア)と内村不在の間の世界王者が強力なライバルとなる。男子団体総合でも連覇を目指す日本の前に中国、ロシアが立ちはだかる。

 女子ではリオ女王のシモーン・バイルス(米国)が個人総合、団体総合、種目別で複数の金メダルを狙う。18年世界選手権個人総合銀メダルの村上茉愛もバイルスに続く存在として、複数のメダルへ期待が懸かる。

競技方式

▽予選

 男女各98人が出場し、団体総合、個人総合、種目別のすべての決勝進出を決める。団体総合は男女とも12チームが出場。1チーム4人が演技し、各種目の上位3人の総得点で争う。いずれの予選の得点も、決勝には持ち越さない。

▽決勝

 ・団体総合は予選上位8チームが出場。1チーム4人のうち各種目で3人が演技し、総得点で争う。

 ・個人総合は予選上位24人(1カ国・地域2人まで)。

 ・種目別は予選上位8人(1カ国・地域2人まで)が進む。

▽採点

 演技の難しさなどを表す上限のない演技価値点(Dスコア=上限なし)と、演技の出来栄えを10点満点から減点して評価する実施点(Eスコア=10点満点)の合計で算出。

日本の代表選考

 男子団体総合は18年の世界選手権(3位)で出場枠を獲得済み。2020年4月の全日本選手権の予選と決勝、5月のNHK杯(個人総合を2度実施)の合計得点でまず2人を選出する。ただし、同年3、4月にある個人総合のW杯4大会で日本が五輪の個人出場枠を獲得した場合は、W杯で最も高い得点を出した選手がまず代表入り。全日本+NHK杯からの選出者は1人とする。3、4人目は全日本+NHK杯の個人総合で所定の順位に入った選手の中から、団体総合を戦う上で最も高得点を出せるようメンバーを選出する。

 女子団体総合は全日本選手権とNHK杯の成績を基に3人を選出。ただし、同年3、4月にある個人総合のW杯4大会で日本が五輪の個人出場枠を獲得した場合は、W杯で最も高い得点を出した選手がまず代表入り。全日本+NHK杯からの選出は2人とする。

東京五輪までの主な日程

※大会の延期に伴い,変更の可能性があります。

・世界選手権(19年10月4~13日、ドイツ・シュツットガルト)

・種目別W杯(19年11月21~24日、ドイツ・コトブス)

・種目別W杯(20年2月13~16日、オーストラリア・メルボルン)

・個人総合W杯(20年3月7日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー)

・種目別W杯(20年3月12~15日、バクー)

・個人総合W杯(20年3月21~22日、ドイツ・シュツットガルト)

・種目別W杯(20年3月18~21日、ドーハ)

・個人総合W杯(20年3月28日、英国・バーミンガム)

・個人総合W杯=五輪テスト大会(20年4月4~5日、東京・有明体操競技場)

写真は時事、AFP時事、EPA時事、JOC提供