東京五輪2020

アーチェリー

概要

 1900年パリ大会で初めて五輪競技として採用。24年パリ大会からは長く実施されていなかったが、72年ミュンヘン大会で復活した。2020年東京大会では男女の個人、団体に加え、新種目として男女各1人が組んで争う混合団体が行われる。
アーチェリー

種別

  • 男子個人
  • 男子団体
  • 女子個人
  • 女子団体
  • 混合団体

見どころ

主な見どころ

 韓国勢が圧倒的な強さを見せており、2016年のリオデジャネイロ大会では男女個人、団体で四つの金メダルを総取りした。日本はリオ大会でメダルなしだが、12年ロンドン大会では男子個人で古川高晴が銀メダル、女子団体で銅メダルを獲得した。

 年齢に左右されにくい競技で、リオ大会で個人8位に終わった古川はベテランの域に入ったが東京大会でのメダルが期待できる。

 女子はロンドン大会で団体銅メダルの川中香緒里、早川漣、リオ代表の永峰沙織、林勇気が健在で、杉本智美らの若手も台頭。

 18年のアジア大会では新種目の混合団体で古川、杉本のペアが金メダルを獲得している。

競技方式

 出場者は男女それぞれ64人、1カ国・地域最大3人まで。五輪では70メートルの距離で、直径122センチの円形の標的に矢を放つ。中心に当たれば10点。中心から離れるごとに9点、8点...2点、1点と得点は少なくなり、標的から外れると0点。

 ▽まずランキングラウンドと呼ばれる予選を行う。1人がそれぞれ72射を放ち、合計得点の順位で個人戦、団体戦のトーナメントでの対戦相手が決まる。

〈個人〉

 トーナメントは1対1で行われる。1セットは3射で、交互に1射ずつ放ち、これを最大5セット行う。1セットは30点満点で、得点の高い方に2ポイントが加わり、引き分けの場合は両者に1ポイントが加わる。6ポイント先取で勝利となる。5セットを終え同点の場合は、1射して得点の高い選手が勝ちとなるシュートオフで勝敗を決める。準決勝で敗れた選手同士が3位決定戦を行う。

〈男女団体〉

 12カ国・地域が参加。同じ国の3人の予選の合計点がチームの得点で、予選1~4位は1回戦シードとなる。1チーム3人で、1セットで各選手はそれぞれ2射の計6射。これを最大4セット行う。5ポイント先取で勝ちとなる。4セットを終え同点の場合はシュートオフを行う。準決勝で敗れたチーム同士で3位決定戦が行われる。

〈混合団体〉

 予選での同国の男女の最上位選手1人ずつの個人得点の合計が予選の得点となり、16カ国・地域が出場。1セットは各選手2射の計4射。一方が2射した後、今度は別チームが2射、これを繰り返し、最大4セット行う。同点の場合はシュートオフを行う。準決勝の敗者は3位決定戦に回る。

日本の代表選考

 2019年11月に男女各16人が出場する第1次選考会が行われ、男女各8人が20年3月の第2次選考会に進む。第2次選考会で絞られた男女各5人が出場する最終選考会は20年4月に行われ、男女各3人の五輪日本代表が決定。

 第1次選考会には、19年世界選手権に出場した選手、19年にナショナルチームとして派遣された海外の大会で3位以内に入った選手が優先的に出場できる。残りの枠は、19年の公認試合1試合と19年全日本選手権大会予選の合計得点が高い順に振り分けられる。

東京五輪までの主な大会

※大会の延期に伴い,変更の可能性があります。

五輪テスト大会(19年7月12~18日、東京・夢の島公園アーチェリー場)

日本代表第1次選考会(19年11月12~14日、東京・夢の島公園アーチェリー場)

日本代表第2次選考会(20年3月20~22日、静岡・つま恋リゾート彩の郷)

日本代表最終選考会(20年4月11日~12日、静岡・つま恋リゾート彩の郷)

写真は時事、AFP時事、EPA時事、JOC提供